苗の植えつけには、2種類のタイプがあります

 

サツマイモの苗の植えつけには、「水平植え」と「斜め植え」の2種類があります。茎を土中2㎝ほどの深さに水平に埋め、先端の2節くらいを外に出すのが水平植え。苗の下から3、4節を4、5㎝の深さに斜めに差しこむのが斜め植えです。

 

大型プランターなら水平植えで、芽先を互い違いの方向に差せば苗木3本まで植えこめます。鉢なら場所をとらない斜め植が適し、やや短めの苗を1、2本までを限度として植えつけましょう。植えるときの注意は、葉を傷つけないようていねいに扱うことです。

 

また植えたときに傷まないよう(“植え傷み”しないよう)、植えつけは曇天の日か夕方が好ましいとされます。苗を植えたら、たっぷりと水をあげてください。その後、2、3日はプランターや鉢を日陰に置くか、日よけをして苗の葉がしおれないように気をつけます。

 

そして、しっかりと根づき(活着し)新しい葉がすくすくと出てきたらガンガン日にあてるのが美味しいサツマイモ作りのコツなのです。とにかくサツマイモは生命力旺盛なので、適度な水やりと十二分の陽光さえあれば勝手にたくましく育ってくれます。ただ前述したように排水が十分ではないと生育障害が起こりますから、真夏でもむやみな水やり禁物です。