とりわけ中高年者に人気があるサツマイモづくり

 

女性はサツマイモ好きと一般的にいわれますが、中高年にもサツマイモは人気があるそうです。とくに戦中世代にはサツマイモを米の代用食として“食料増産”した思い出があってサツマイモに郷愁を感じるひとが多く、栽培への関心も高いのだとか。

 

実際に作った経験があるひとたちによると、サツマイモづくりは手間いらずで実に簡単。植えつけの苗は25㎝くらいあればよく、節と節の間が詰まったものがいいそうです。最近は根のついたポット苗も市販されていますが、できれば植えつけた苗から新しい根を出させるほうがイモの太りがよくなります。

 

容器はふつうのプランターでは少し狭いので2倍ほどある大型プランターか、10号(直径30㎝)以上の大きな鉢にしてください。用土は前述したスタンダードな配合でもいいのですが、サツマイモの場合“肥料いらず手間いらず”の言葉があるくらい痩せた土によく生育する作物のため、肥料のやりすぎはかえってよくありません。{赤玉土3:真砂土2:腐葉土1}くらいの割合が適切でしょう。

 

元肥はほかの野菜ならバケツ1杯の土(約10リットル)に化成肥料20g混ぜるところ、サツマイモの場合は10gとひかえめに。用土は容器のふちぎりぎりまで、めいっぱい入れてください。